「ママ、お皿どこ？」「フォークが見つからない！」
こんな言葉、毎日のように聞いていませんか？ キッチンは家族みんなが使う場所なのに、収納が分かりづらいと、探し物が増えてイライラの原因になってしまいます。
でも大丈夫！ ちょっとした工夫で、子どもでも「どこに何があるか」がすぐ分かるキッチン収納を作ることができます。家族みんなが使いやすいキッチンを目指して、片付けのコツを学んでいきましょう。
なぜキッチンの収納を分かりやすくすることが大切なの？
キッチンの収納を分かりやすくすることには、次のようなメリットがあります。
家族みんなが使いやすくなる
「どこに何があるか」が明確になっていれば、子どもも自分で食器やカトラリーを取り出せるようになります。料理を手伝ってもらうときもスムーズですし、後片付けも楽になります。
探し物が減る
「おたまが見つからない！」と探し回ることがなくなれば、料理の時間も短縮できます。忙しい朝や、料理中の慌ただしい時間帯に余計なストレスを減らせます。
片付けの習慣がつく
「使ったものは元の場所に戻す」というルールが自然と身につくので、キッチンが散らかりにくくなります。子どもも自分でお片付けができるようになります。
子どもでも分かる！収納ルールの作り方
キッチンを分かりやすくするためには、簡単なルールを作ることが大切です。
「よく使うもの」「たまに使うもの」で分ける
使用頻度に応じて収納場所を決めましょう。例えば、
- 毎日使うお皿やカップは、子どもが手の届く高さに。
- 特別な日の食器は、高い棚や奥の収納に。
- 鍋やフライパンはサイズ別に重ねず、縦置き収納を活用すると出し入れがスムーズ。
- 調味料やスパイスは回転トレーや引き出しに入れ、見渡しやすくする。
収納のポイントは「取り出しやすく、戻しやすい」こと。家族全員が使いやすい配置にすると、料理や片付けがスムーズになります。
ラベルや色分けで視覚的に分かりやすくする
文字が読めない小さな子どもには、絵や色で分けるのもおすすめ。
- お皿の収納 → 「お皿マーク」のシールを貼る。
- カトラリーの収納 → 色付きケースで区別。
- 冷蔵庫の収納 → 食材ごとにカラーラベルをつける（野菜＝緑、乳製品＝青など）。
- ゴミの分別 → イラストを貼り、どこに何を捨てるのか分かりやすく。
視覚的に分かりやすくすることで、子どもが迷わず片付けられるようになります。また、家族みんなで一緒に収納を整えれば、より楽しく取り組めます。
子どもと一緒に決める
「どこに何をしまうか？」を子どもと一緒に決めることで、収納ルールへの理解が深まります。「ここにしまいたい！」という意見を取り入れることで、片付けの意欲もアップ！
例えば、「子どものおやつコーナー」を作り、自分で選んで取れるようにすると、自主性も育まれます。
お片付けの際に「お皿のおうちに戻そうね！」といった声かけをすると、遊び感覚で覚えやすくなります。
定期的に「この場所で使いやすい？」と聞いて、改善するのもポイント。
こうして収納ルールを家族みんなで作れば、より実用的で楽しいキッチン空間になります！
場所ごとの収納アイデア
食器類の収納
- 子どもが使う食器は低い位置に置く
- 割れにくいプラスチックの食器を専用のボックスにまとめる
- 毎日使うお皿は取り出しやすい「立てる収納」に
- 深皿と平皿を分けて収納し、見やすくする
- 仕切りスタンドを活用して、お皿を種類別に収納する
- コップ類は取っ手付きのカゴに入れ、持ち運びしやすくする
カトラリー・調理器具
- フォーク、スプーン、箸を仕切り付きケースで整理
- 「料理に使うもの」と「食べるときに使うもの」を分ける
- フックを活用して、お玉やフライ返しを吊るす
- よく使う調理器具はマグネットバーに貼り付けて収納
- 使用頻度の低いものは、ボックスにまとめて棚の上段へ
- 子ども用のカトラリーは別の引き出しに収納し、自分で取り出せるようにする
食材の収納
- お菓子やおやつは「子どもコーナー」を作る
- パンやシリアルは子どもが自分で取れる位置に
- 冷蔵庫の中もラベルをつけて整理
- 賞味期限が近いものは「手前に置く」ルールを作る
- スタッキング可能な収納ボックスを活用し、食品をカテゴリー別に整理
- 透明なケースを使い、何が入っているか一目で分かるようにする
片付け習慣を身につけるためのコツ
収納を整えたら、それを維持するための習慣づけも大切です。
使ったら元の場所に戻す簡単ルール
「使ったら、元の場所に戻す」を習慣化するために、家族みんなでルールを共有しましょう。
そのためには、最初に「どこに何をしまうか」を家族全員で決めておくことが大切です。また、収納場所を統一しておくことで、「片付ける場所が分からない」という状況を防げます。
小さな子どもには、具体的な声かけが効果的です。「お皿のおうちはここだよ」といった言葉を使うと、楽しく学ぶことができます。
片付けをゲーム感覚で楽しむ
片付けを「やらなければならないこと」ではなく、「楽しいこと」にすることで、自然と習慣化できます。
例えば、タイマーを使って「10秒でお皿を戻せるかな？」とゲーム風にすると、子どもも楽しみながら片付けができます。
また、シールやスタンプを使って「お片付けチャレンジ」をするのもおすすめです。1週間お片付けができたら、ごほうびを用意すると、よりモチベーションがアップします。
片付けを習慣化するための声かけ
子どもが自分から片付けをするようになるには、ポジティブな声かけが重要です。
「すぐ片付けてくれて助かるな！」「お皿をきちんと戻してくれて、すごいね！」といった言葉をかけることで、子どもは「お片付け＝ほめられること」と認識し、積極的に取り組むようになります。
また、家族みんなが同じルールで動くことも大切です。親が率先して片付けをする姿を見せることで、子どもも自然と真似をするようになります。
まとめ
キッチンの収納を見直すことで、子どもでも「どこに何があるか」が分かり、家族全員が快適に過ごせる空間になります。
収納の工夫を取り入れるだけでなく、片付けを習慣化することで、いつでもスッキリしたキッチンをキープできます。
ちょっとした工夫で、毎日の生活がグッとラクになります。ぜひ、今日から実践してみてください！
