春のお花見、夏の七夕、ハロウィンやクリスマス…。季節の行事を彩ってくれるデコレーションたちは、家族の思い出を明るく飾ってくれる存在ですよね。でも、イベントが終わったあとの“片付け”に悩んだことはありませんか?
「どこにしまったっけ?」
「気づいたらボロボロになってた…」
「収納スペースがギュウギュウ!」
そんな経験がある方に向けて、この記事では季節物の飾りをラクに、そして気持ちよく収納するためのアイデアとコツをお届けします。片付けがちょっと苦手な方も大丈夫。今日から取り入れられるヒントを、やさしくお伝えしていきますね。
季節物デコレーションが増える理由と整理のコツ
イベントや家族の思い出と一緒に増える飾りたち
季節の飾りって、意識しないうちにどんどん増えていきませんか?お店でつい買ってしまったり、子どもが作った工作を大切にとっておきたくなったり…。イベントごとに思い出が重なるように、飾りも少しずつ増えていきます。
その「思い」が詰まっているからこそ、捨てづらい。でも、全部取っておくと収納スペースがあふれてしまいますよね。
使わない時期の“死蔵化”を防ぐためにできること
大事なのは、「今使っていないものを、いかに心地よく保管するか」です。
そのためには、以下のステップが効果的です:
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定期的に見直す機会を作る(年1回でもOK)
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季節ごとに“出す・飾る・戻す”の習慣をつくる
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収納しやすい工夫を取り入れる
「戻しやすい収納」は、「次に使いやすい収納」にもつながりますよ。
まずは仕分け!使う・使わないの見極め方
迷ったときの判断基準は「ワクワクするか」
整理の第一歩は、仕分けです。とはいえ、「これはとっておこうかな…」「また使うかも」と悩んでしまうこともありますよね。
そんなときは、「これ、来年もワクワクしながら飾りたい?」と自分に聞いてみましょう。気分が上がるもの、大切にしたいと思えるものは残し、それ以外は手放すチャンスかもしれません。
「この先も使いたいか」を家族と確認するのも◎
とくに子どもが関わったデコレーション(工作や手作り品など)は、思い出が強くて手放しづらいもの。そんなときは、子ども本人と一緒に「これ、また来年飾りたい?」「写真に残してから手放す?」など話しながら決めてみましょう。
話すことで気持ちの整理にもなり、「大事なものだけを残す」ことが自然とできていきます。
おすすめの収納アイデアとグッズ
季節ごとに分ける「ラベル収納」術
種類別ではなく、季節ごとにまとめて収納するのがおすすめです。
例えば:
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春(ひなまつり・イースター)
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夏(七夕・夏祭り)
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秋(ハロウィン・お月見)
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冬(クリスマス・お正月)
それぞれのグッズをひと箱にまとめて、ラベルをつけるだけ。これだけで探す手間がグンと減ります!
おすすめは「透明ケース+マスキングテープでラベリング」。中身も見えて、季節の切り替えもスムーズにできます。
飾りを傷めない「透明ケース&ジッパーバッグ」活用法
繊細なオーナメントや紙製の飾りは、湿気やホコリで傷みやすいですよね。そこで活躍するのが、ジッパーバッグや食品保存用の密閉袋です。
アイテムごとに分けて収納し、それをケースにまとめれば傷みにくくなります。さらに、乾燥剤を一緒に入れると湿気対策もバッチリ!
省スペースになる「吊り下げ収納」や「壁面収納」も便利
大きなリースやガーランドなどは、吊るして収納する方法もおすすめです。クローゼットの中のハンガーバーや、壁面フックを活用して、折りたたまずに保管すれば型崩れを防げます。
見た目もオシャレにまとまるので、収納スペースが狭いおうちにもピッタリです。
収納場所の選び方と保管中の注意点
押入れ・クローゼット・棚…どこがベスト?
保管場所は、「使う頻度」と「出しやすさ」のバランスで決めるのがコツです。
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年に1回しか使わない飾りは、押入れの上段など奥のスペースへ
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季節ごとに使う頻度が高いものは、クローゼットやリビング近くに収納
「取り出しやすい=使いやすい」なので、どこに置くかは意外と大切なんです。
湿気・変色・虫食いから守るポイント
季節の飾りは素材がさまざま。紙・布・木・プラスチック…と、素材によって傷み方も変わります。
守るためにできること:
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除湿剤や防虫剤をケースに入れる
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高温多湿になる場所(キッチン下など)は避ける
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直射日光のあたる場所での保管はNG
ほんのちょっとの工夫で、お気に入りの飾りを長く使えますよ。
次のシーズンが楽しみになる工夫
「出すのが楽しみ」な収納にするために
収納って、面倒なもの…と思いがちですが、「次に開けるのが楽しみになる収納」を目指すとちょっと気分が変わります。
例えば:
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家族で撮った飾りつけの写真を一緒に入れておく
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子どものメッセージカードをしまっておく
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「来年もよろしくね」と手紙を添えてみる
そんなひと工夫で、「また来年も飾ろうね」と気持ちがふんわりつながっていきます。
毎年見直して「お気に入りだけ」にする仕組み
毎年の行事が終わったあとに、「これ、来年も使うかな?」と見直す時間をほんの少しだけとってみましょう。
「これ好き!」「これは卒業かな」など、感じ方は毎年変わっていくもの。定期的な見直しで、収納スペースも心もスッキリ整っていきます。
まとめ:季節を楽しむ心を、心地よく残していこう
季節の飾りは、私たちの暮らしに彩りと楽しさを添えてくれる存在。
でも、そのあとの「収納」がうまくいかないと、楽しさが半減してしまいますよね。
今回ご紹介した方法を少しずつ取り入れることで、出しやすく、しまいやすく、そして次の季節が楽しみになる。そんなやさしい収納がきっと実現できます。
「収納がうまくいかない…」と悩んでいる方こそ、ぜひ今日からひとつだけでも試してみてください。
あなたの毎日が、もっとラクに、もっと心地よくなりますように。