仕事で毎日使っているシャチハタ。「あれ、なんか印影が薄い…?」と思って押し直しても、真ん中しか映らない、かすれる、にじむ…そんな経験ありませんか?
シャチハタの目詰まりは、実はちょっとした習慣や環境が原因のことが多いんです。 「もう使えないかも」とあきらめる前に、ぜひこの記事を読んでみてください。おうちにある“お湯”で簡単に解消できるテクニックをご紹介します!
目詰まりの原因とその影響
シャチハタの目詰まりは、主に以下の原因で起こります。
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長期間使用しなかった
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乾燥した場所で保管されていた
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インクの残量が少ないまま放置
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紙の繊維などが印面に詰まった
目詰まりが起きると、印影がかすれたり、一部だけしか押印されなかったりと、
仕事や書類の処理に支障をきたしてしまいます。
しかも、ただのインク切れと勘違いして廃棄してしまう人も少なくないのが現実です。
シャチハタとインクの種類
シャチハタには専用の顔料系インクが使われています。
速乾性があり、紙にしっかり定着する一方で、乾燥しやすい性質もあります。
【ポイント】
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水性ではないため、水分を失うとインクの粒子が固まりやすい
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他社製インクや補充しすぎは目詰まりの原因にも!
目詰まりが起きやすい使用方法
シャチハタを使っているうちに、以下のような習慣がついている方は要注意!
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フタを閉め忘れて放置
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使用後にティッシュでゴシゴシこする
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高温・直射日光の下に放置
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ゴム印面を強くこすって掃除する
どれもインクの乾燥や印面の傷みを早めてしまう行動です。
ちょっとした習慣の見直しが、シャチハタ長持ちの秘訣ですよ。
お湯を使った驚きのテクニック
お湯を使う理由とは?
目詰まりの正体は「固まったインクの粒子」や「紙の繊維」。
これらをやさしく溶かしたり流したりするのに適しているのが【ぬるま湯】なんです。
お湯の温度は、40℃前後の手で触って心地よいくらいがベスト。
熱すぎると印面を痛める原因になるため、沸騰したお湯はNGです!
お湯を使った具体的な解消方法
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ぬるま湯を用意(40℃程度)
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清潔な容器にお湯を入れ、シャチハタの印面を【下向きに浸す】
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5〜10分程度放置
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印面をやさしくティッシュで拭き取る
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しっかり乾かしてから試し押し
【ポイント】
・お湯に浸けるのは印面部分だけ!インク芯の部分は濡らさないように注意
・乾かすときは自然乾燥がベスト。ドライヤーなどの使用は避けましょう
お湯使用時の注意点
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高温すぎるお湯はNG!印面が変形してしまいます
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完全にインク切れのものは、効果が見られない場合も
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インクが出ても色が薄い場合は、補充が必要なサインかも
シャチハタのメンテナンス方法
水洗いでできる手入れ法
普段のお手入れとして、軽く水に濡らした布で印面をトントンと押すようにして汚れを落とすのもおすすめ。
直接水をかけたり、強くこすったりしないように注意です。
インク補充の正しい方法
補充する際は、必ずシャチハタ専用のインクを使いましょう。
異なるメーカーのインクや水性インクを入れてしまうと、かえって目詰まりの原因に。
【手順の一例】
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シャチハタ本体を分解(説明書を確認)
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インクを数滴ずつゆっくり注入
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印面を下向きにして数時間放置してなじませる
セロテープを使った裏ワザ
目に見えないゴミや繊維を取り除きたい時は、セロテープの粘着面を使って印面を軽くペタペタするのも効果的。
ただし、強く押しすぎると印面が傷つくので、やさしく優しく!
目詰まりを防ぐための工夫
保管時の注意点
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使用後はすぐにキャップを閉める
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直射日光の当たらない場所に保管
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高温多湿を避ける
これだけでシャチハタの寿命がグンと延びます!
使用後の正しい処理方法
使い終わったら、軽く印面をティッシュでポンポンと拭き取り、フタを閉める。
「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、これが毎回の大事なメンテナンスです。
長持ちさせるための管理方法
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インクが減ってもすぐに補充せず、印影が薄くなるまで様子を見る
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定期的に試し押しをして印面の状態をチェック
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長期間使わないときは印面をラップで覆っておくのも◎
よくある質問
「真ん中しか映らない」とは?
これは印面の【中心部分だけインクが出ている状態】。
主に「乾燥」や「周辺の目詰まり」が原因とされます。
お湯につけたり、軽くセロテープで掃除することで改善するケースが多いです。
目詰まり解消後の効果
お湯や水洗いで目詰まりが解消されると…
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押印がくっきり!
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インクの出方が均一に
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ストレスなく使えるようになる!
仕事や書類管理がスムーズになること間違いなしです。
交換時期の目安と選び方
どうしても改善されない場合は、交換のサインかもしれません。
【交換の目安】
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補充してもインクが出ない
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印面が削れて形が崩れている
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押印がどうしてもかすれる
新しく購入する際は、用途に合ったサイズやフォント、インク色などを確認して選ぶようにしましょう。
まとめと今後の対策
目詰まり解消に役立つ製品
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シャチハタ専用インク
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印面クリーナー
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セロテープ
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綿棒やガーゼなど
これらをデスクの引き出しに忍ばせておくと安心です。
印面をきれいに保つために
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日々のちょっとしたケア
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保管場所の見直し
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インク補充のタイミング調整
これらを意識することで、目詰まりを未然に防げます。
使い続けるための重要なポイント
シャチハタは、ちょっとした工夫と気配りで、何年も使える相棒になります。
印影が薄くなっても「もうダメかな…」とあきらめないで。 お湯を使った解消法は、時間も手間もほとんどかからず、すぐに試せる方法です。
大事なハンコ、ちょっとだけお世話してあげれば、まだまだ活躍してくれますよ♪