一緒に決めるから続く!子どもと作る片付けルールのコツ

子ども関連

「片付けなさい!」つい言ってしまうこのひと言。
でも、言えば言うほど、子どもが片付けを嫌いになってしまう…そんな経験はありませんか?

実は、**片付けが続く子には“ある共通点”**があります。
それは、自分でルールを決めていること

この記事では、親が一方的に教えるのではなく、子どもと一緒にルールを作ることで“片付けやすい習慣”を身につけるコツをご紹介します。
今日からできる簡単なステップばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。


なぜ「子どもと一緒に」ルールを作るのが大切?

押しつけの片付けは続かない

大人にとっての“片付け”と、子どもにとっての“片付け”は、実はまったく別物。
「これは大事だからとっておこう」と思うモノの基準も、「使いやすい」収納場所も、それぞれ違います。

親が一方的に決めたルールは、**子どもにとっては“よく分からない命令”**に聞こえることも。
その結果、「めんどくさい」「どうせまた言われる」となってしまい、片付けに苦手意識を持ってしまうのです。

「自分で決めたこと」は守りやすい

一方で、子ども自身がルールを考えると、“自分ごと”として取り組む意識が生まれます。
「これならできる」「こうすると楽しいかも」と、自分の言葉で整理のルールを作ることで、主体性も育まれます。

何より、自分で決めたルールだからこそ、自然と守りたくなるもの。
これは大人も同じですよね。

 

片付けやすいルールを作るための準備

子どもと一緒に「理想の部屋」をイメージしてみる

片付けルールを決める前に、まずは**「どんなお部屋がいいと思う?」と聞いてみましょう**。
大人が思っているよりも、子どもなりの理想や工夫を持っていることが多いんです。

「おもちゃがすぐ見つかる部屋」
「机の上に何もなくてスッキリしてる」
「毎朝準備がすぐできる棚」など、具体的なイメージを引き出すことで、ルール作りに前向きになります。

よく使うモノ・使わないモノを親子で確認

「片付け=しまうこと」と思いがちですが、実は“選び取ること”も大事なプロセス
まずは、家にあるモノを一緒に見直してみましょう。

たとえば、

  • 毎日使う筆記用具

  • 週末だけ使う工作セット

  • もう使っていないおもちゃ

こんなふうに分類していくと、どれを手元に置いて、どれを移動・処分するかが自然と決まってきます。
ここで無理に手放させないことも、子どもとの信頼関係を育てるポイントです。

 

親子で考える!わが家の整理ルールの作り方

「使ったら戻す」だけじゃない、子ども目線の工夫

「使ったら戻そうね」は定番のルールですが、子どもにとっては**“どこに戻すのかが分からない”ことが多い**もの。
そのためには、子どもが理解しやすい収納を一緒に作ることが大切です。

たとえば、

  • 色やマークで分ける(赤いシール=文房具、青いシール=おもちゃ)

  • イラスト付きラベルを貼る(はさみ・のり・ぬりえ など)

こういった視覚的に分かりやすい工夫は、特に未就学児〜小学校低学年の子に効果的です。

ルールは3つまで!シンプルに、わかりやすく

あれもこれも決めてしまうと、かえって混乱してしまいます。
だからこそ、最初は**「ルールは3つだけ」と決めてみましょう。**

たとえば、

  1. 使ったものはおうちに戻す

  2. 毎晩寝る前に5分お片付け

  3. おもちゃを買ったら1つ手放す

など、シンプルで守りやすいルールを子どもと一緒に考えてみましょう。

「守れたね」を伝える仕組みを一緒に考える

ルールを守れたときは、しっかり「できたね!」と伝えることが大切です。
シールを貼る、お手製のチェック表を作るなど、視覚化できるとより楽しくなります。

ただし、「ごほうびで釣らない」こともポイント
目的は“片付けの習慣化”なので、「気持ちいいね」「ママもうれしいな」など、感情で共感する声かけが効果的です。

 

実例紹介|子どもと作った“うちのルール”

「ここにしまう」がひと目で分かるラベル収納

4歳の娘と一緒に決めたルールのひとつが、「おうちマークの場所に戻す」でした。
透明の収納ボックスに、ぬいぐるみの写真と名前を書いたシールを貼るだけ。

自分で描いたイラストを使ったことで、片付けるたびにうれしそうな顔をしてくれます。

「5分お片付けタイム」で日常に取り入れる

夕食のあとに、「5分間だけ一緒に片付けよう!」という時間を作っています。
タイマーを使うことでゲーム感覚に。「あとちょっとで全部戻せる!」と子どもも大喜び。

短時間でも、毎日続けることで自然と整った状態が保てるようになりました。

ルールの見直しも“親子の対話”として楽しむ

「このルール、まだ合ってるかな?」と、1か月ごとにルールの見直しタイムも実施。
成長とともに使う物が変わったり、しまう場所が変わったりするので、定期的に話し合うことで子どもの意見も取り入れやすくなります。

 

まとめ|一緒に決めたルールが、子どもの“自信”になる

子どもと一緒に作る片付けルールは、単なる整理整頓のためだけでなく、子どもの自立や主体性を育てるチャンスでもあります。

「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、自信にもつながり、親子のコミュニケーションも深まります。

完璧じゃなくて大丈夫。
親子で楽しみながら、**わが家だけの“片付けルール”**を育てていきましょう。

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