「このペン、インク出る?」「似たような消しゴム、いくつあるの?」
ふと机をのぞいたら、文房具がごちゃごちゃ…そんな経験、ありませんか?
子どもが成長するにつれて、必要な文房具の種類も増え、使い方も変わってきますよね。
幼稚園・保育園のころはカラフルなクレヨンが主役だったのに、小学生になると鉛筆・消しゴム、さらにはシャーペンや付箋など、どんどん“おとな仕様”になっていく。
でも、古いものも捨てづらくてどんどん溜まり、気づけば「探し物だらけのペン立て」に…。
この記事では、そんなお悩みをスッキリ解決!
年齢や学年に合わせた文房具整理のコツを、やさしく丁寧にお届けします。
ちょっとした工夫で、子ども自身が“使いやすい”と感じる環境をつくれますよ♪
成長とともに文房具はどう変わる?
子どもが成長するにつれて、使う文房具はがらりと変わってきます。
まずは年齢ごとの特徴をざっくりと見てみましょう。
幼児期(3〜6歳)
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クレヨン、色鉛筆、太めのマーカー
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ハサミ、のり、折り紙など創作系中心
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「好きな色」「かわいいキャラ」が選ぶ基準
小学校低学年(1〜2年生)
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鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、定規など基本文具
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キャラクターものから“ちょっとお兄さん・お姉さん”なデザインに移行
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筆箱に入るサイズ感や軽さも大事に
小学校中・高学年(3〜6年生)
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シャーペン、ボールペン、付箋、マーカーペンなど多様化
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ノートや下敷きなども教科別に管理するように
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好みがはっきりしてきて「こだわり」も強くなる時期
このように、文房具って“成長のバロメーター”でもあるんですよね。
整理の第一歩は「使っている?使っていない?」の見極めから
つい「とっておこう」と思いがちですが、文房具って意外と賞味期限が短いもの。
最初にやるべきことは、“今使っているもの”と“そうでないもの”を仕分けることです。
使っていない文房具、なぜ溜まる?
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インクが切れてるのに“なんとなく残してる”ペン
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キャラが幼すぎて「もう使わないけど捨てづらい」文具
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何本もある同じ種類の鉛筆・定規
もったいない気持ちはよく分かります。でも、実はそれが机の“探しづらさ”や“勉強のストレス”につながっていることも…。
子どもと一緒に仕分けしよう
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「最近よく使ってるのはどれ?」
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「これ、インク出るかな?テストしてみよう」
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「似たようなのがあるけど、どれが一番使いやすい?」
そんな声かけをしながら、一緒にチェックすることで、**子ども自身の“選ぶ力”**も育ちます。
年齢別|おすすめの文房具収納アイデア
幼児期|取り出しやすさ重視
この時期のキーワードは 「見せる収納」。
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カラフルな文具を透明ケースやカゴにまとめる
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よく使うものだけを1カ所に集める(お絵描きコーナーなど)
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ラベルを“イラスト”で表示する(例:クレヨンの絵)
この時期は「元に戻す」ことよりも、「取り出す楽しさ」を大切に。
小学校低学年|“自分で管理”の第一歩
少しずつ“自分の持ち物”という意識が育つ時期。
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筆箱の中を週に1回、一緒に見直す習慣を
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よく使うものは1軍ボックス、使わないものは2軍スペースへ
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収納スペースは“浅めの引き出し”がベスト(奥にしまうと忘れがち)
「探さなくて済む環境」は、子どもにとって安心感にもつながります。
中学年〜高学年|“使い分け”と“管理力”がカギ
この時期からは文具の種類が増え、教科ごとの使い分けも始まります。
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科目別・用途別にゾーン分け(ノート類と一緒に管理)
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よく使うペンはペン立てに立てて収納、予備は引き出しへ
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立体収納(3段ボックスなど)で「見える化」すると管理しやすい
子どもが自分で考えて配置を変えたり、カスタマイズしたりする楽しさも感じられる時期です♪
整理は“自立心”を育てるチャンス!
文房具整理って、ただの「片づけ」ではないんです。
実は、子どもにとって大切な“考える力”や“選ぶ力”を育てる機会でもあるんです。
「自分で決める」経験を積む
「どれを残す?」「どこにしまう?」
こんな小さな選択でも、子どもにとっては大きな第一歩。
毎回おとなが決めるのではなく、子どもに問いかけながら整理することで、主体性や責任感が芽生えていきます。
学年の節目に“見直しタイム”を
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学期末や春休みに「文房具のおひっこしデー」
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成長したら、使わなくなった文具を寄付やおすそわけに回すのも◎
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新しい文房具を選ぶときに「今、何が必要?」と話し合う習慣を
こうした積み重ねが、“自分の持ち物を大切にする力”へとつながっていきます。
わが家の実践例とおすすめ収納グッズ
わが家でもいろいろ試行錯誤してきました。
その中でも、「これは使いやすかった!」という収納グッズを紹介しますね。
■ 無印良品|ポリプロピレン収納ケース
→ 浅型の引き出しタイプは、鉛筆・定規・消しゴムなどの小物整理に最適。
■ セリア|仕切り付きペン立て
→ よく使うペンを「色別」「用途別」に整理できて、見た目もスッキリ。
■ IKEA|ロースコグワゴン
→ 移動式だから、リビング学習にもぴったり。上段は文具、下段はノートやプリント類に。
子どもが「どこにあるか分かる」「自分で戻せる」仕組みを整えると、親もラクになりますよ♪
まとめ|“今の子ども”に合った文具環境をつくろう
子どもの成長は本当に早いもの。
気づけば、いつの間にか鉛筆の持ち方が上手になっていたり、字が丁寧になっていたり。
そんな変化に合わせて文房具もアップデートしていくことは、子どもの「今」を大切にすることでもあるんですね。
すべてを完璧に整理しなくても大丈夫。
大切なのは、「今のわが子に合った文具環境を一緒に整えていく」こと。
今日から少しずつ、親子で一緒に“使いやすく、心地よい”文房具整理、はじめてみませんか?