うわっ!服にスライムがべったり…!小さなお子さんがいるご家庭では、「あるある」ですよね。お酢でなんとかするって聞くけど、あのツンとした匂いが苦手だったり、大事な服だからお酢はちょっと…って思うこと、ありませんか?
ご安心ください!今回は、お酢を使わずに服についたスライムをキレイにする、とっておきの方法をたっぷりご紹介します。お家にあるもので手軽にできる裏ワザから、頑固な汚れもスッキリ落とすアイテムまで、あなたの「困った!」を解決するヒントが満載ですよ。
お酢を使わないスライム除去法って?
服にスライムがついちゃったとき、真っ先に頭に浮かぶのが「お酢」っていう方も多いかもしれませんね。でも、お酢の独特な匂いや、服の素材によっては色落ちの心配もあって、ちょっと使いづらいなと感じることもありますよね。
ここでは、お酢に頼らないスライム除去のヒントと、その前に知っておきたいことについてお話しします。
スライムが服についちゃった時の心得
服にスライムがついても、あわててゴシゴシ擦るのはNGですよ!
まずは落ち着いて、スライムの種類や量、服の素材などを確認しましょう。無理に取ろうとすると、かえって繊維の奥に入り込んだり、服を傷つけちゃったりするかもしれません。
スライムの種類と固まる理由
スライムって、ホウ砂を使ったものや洗濯のりを使ったもの、最近では重曹や片栗粉を使ったものなど、いろんな種類がありますよね。
これらが乾くと、服の繊維に絡みついて固まっちゃいます。時間が経つほどカチコチになって、取るのが難しくなっちゃうことが多いんです。
お酢を使わないスライム除去が大切な理由
お酢以外の方法を知っておくと、スライム除去の選択肢がぐんと広がります。服へのダメージを最小限に抑えつつ、気になる匂いを残さないで済むのが嬉しいポイントですよ。
クエン酸でスライムをキレイに取る方法
環境にも優しくて、お家の掃除でも大活躍するクエン酸は、実はお酢の代わりになるスグレモノ!その効果と、具体的な使い方を見ていきましょう。
クエン酸の効果と使い方
クエン酸は酸性の性質を持っていて、スライムの主な成分を分解してくれる働きがあります。水に溶かして使うと、スライムを柔らかくして、繊維から剥がれやすくしてくれますよ。
準備するもの
- クエン酸(粉末)
- 水
- スプレーボトル(あると便利!)
- 歯ブラシや使い古しのブラシ
- タオルや布
具体的な手順と注意点
- スライムを乾かす: まずは、服についたスライムを完全に乾かしましょう。固まってからの方が、後の作業がラクになりますよ。
- 固まったスライムを剥がす: ある程度固まったスライムは、手で優しく剥がせる部分があれば、そっと取り除いてくださいね。
- クエン酸水を作る: スプレーボトルに水200mlに対して、クエン酸小さじ1〜2くらいを溶かして、よく混ぜます。
- クエン酸水を塗る: スライムがついている部分にクエン酸水を直接スプレーするか、布に含ませてポンポンと叩くようにして塗ります。
- しばらく待つ: 5〜10分くらい置いて、クエン酸がスライムにしっかり浸透するのを待ちましょう。
- ブラシで擦り落とす: 柔らかくなったスライムを、歯ブラシなどで優しく擦り落とします。繊維の奥に入り込んでいるスライムも、丁寧に掻き出してくださいね。
- 水で洗い流す: スライムが取れたら、いつも通り洗濯するか、水でよーく洗い流しましょう。
注意点: クエン酸は酸性なので、色柄物やデリケートな素材に使う時は、目立たない場所で試してからにしてくださいね。
オキシクリーンを使ったスライム除去法
頑固な汚れ落としで有名なオキシクリーンも、スライム除去にバッチリ使えます!特に、広範囲にスライムがついてしまったり、時間が経ってしまったスライムには効果的ですよ。
オキシクリーンの特徴と効果
オキシクリーンは、酸素系漂白剤なので、汚れを分解してくれる働きがあります。
漂白したり、匂いを消したりする効果も高くて、スライムだけでなく、いろんな汚れに対応できる頼れる洗剤なんです。
オキシクリーンの使い方
- 予洗い: まず、服についたスライムをできるだけ手で取り除きましょう。
- オキシクリーン溶液を作る: ぬるま湯(40〜60℃くらい)にオキシクリーンを溶かします。水1リットルに対して、オキシクリーン付属のスプーン1杯くらいが目安です。
- つけ置き: スライムがついた服を、オキシクリーン溶液に30分〜数時間つけ置きします。汚れがひどい時は、一晩つけても大丈夫ですよ。
- ブラシで擦る: つけ置き後、スライムが柔らかくなっているので、ブラシで優しく擦り落とします。
- 洗濯: スライムが取れたら、普段通り洗濯してくださいね。
使える服の種類: 色柄物にも比較的安心して使えますが、念のため目立たない場所で色落ちしないか確認してから使いましょう。ウールやシルクなどのデリケートな素材には使えないので注意してくださいね。
スライム以外の汚れにも大活躍
オキシクリーンは、泥汚れ、食べこぼし、汗ジミ、襟や袖の黒ずみなど、スライム以外のいろんな汚れにも対応できるので、一つ持っておくとすごく便利ですよ!
重曹でスライムを簡単に取り除く方法
お掃除の万能選手である重曹も、スライム除去に役立ちます。特に、軽いスライム汚れや、服に優しい方法を試したい時にピッタリですよ。
重曹の性質と汚れを落とす効果
重曹は弱アルカリ性で、スライムの成分を中和して、汚れを浮かせやすくする効果があります。ゴシゴシ擦る時に、スライムを剥がす手助けもしてくれますよ。
重曹を使った具体的な手順
- スライムを乾かす: 服についたスライムを完全に乾かしましょう。
- 重曹を振りかける: 固まったスライムの上に、直接重曹をたっぷり振りかけます。
- 少量のお湯をかける: スライムが少し湿るくらいに、少量のお湯(または水)をかけます。重曹と反応して泡立ち、スライムを柔らかくする手助けをしてくれます。
- ブラシで擦り落とす: 5〜10分くらい置いてから、歯ブラシなどで優しく擦り落としましょう。
- 洗い流す: スライムが取れたら、水でよーく洗い流すか、洗濯してくださいね。
いろんな汚れに応用できる重曹
重曹は、油汚れや皮脂汚れ、お鍋の焦げ付きなどにも効果があります。スライム以外の普段の汚れにも応用できるので、ぜひ試してみてくださいね。
うっかり洗濯しちゃったスライムの対処法
「しまった!スライムがついた服をそのまま洗濯機に入れちゃった!」なんて経験、ありませんか?洗濯機の中でスライムが溶けて広がって、他の洗濯物も巻き添えに…そんな悲劇を避けるための対処法をご紹介します。
洗濯後の服のケアとその手順
洗濯機で洗っちゃった場合、スライムが熱で溶けて、繊維の奥に入り込んでいる可能性があります。
- 乾燥機は絶対NG!: まず、乾燥機にかけるのは絶対にやめてくださいね。熱でスライムが完全に固まって、取れなくなっちゃいます。
- スライムの場所をチェック: スライムが残っている部分をしっかり確認しましょう。
- 上記の除去方法を試す: 残っているスライムに、クエン酸やオキシクリーン、重曹を使った方法を試してみましょう。普段より時間をかけて浸透させたり、丁寧に擦り落としたりする必要があるかもしれません。
時間が経ったスライム、どうする?
- カチコチに固まっている場合: まずは手で剥がせる部分を取り除いてから、クエン酸やオキシクリーンを湿布するように使って、時間をかけて柔らかくしてから擦り落としましょう。
- 洗濯で広範囲に広がっちゃった場合: オキシクリーンを少し濃いめに溶かして、じっくりつけ置き洗いするのが効果的ですよ。
失敗しないための注意点
- とにかく乾燥させない!: これが一番大切です。熱を加えるとスライムは服にカチコチにくっついちゃいます。
- 焦らず丁寧に: 一度に全部取ろうとせず、何度か繰り返して少しずつ除去していきましょう。
- 服の素材を確認: デリケートな素材の場合は、目立たない場所で試してから全体に使うようにしてくださいね。
他にもこんなお掃除方法があるよ!
ここまで紹介した方法以外にも、スライム除去に役立つアイテムやテクニックがありますよ。お家にいつも置いてあるものや、手軽に手に入るもので試せる方法をご紹介します。
レモンを使った優しい汚れ落とし
レモン汁に含まれるクエン酸も、スライムを落とすのに役立ちます。
- レモン汁を絞る: 新鮮なレモンを絞って、汁を用意します。
- スライムに塗る: スライムがついた部分に直接レモン汁を塗ります。
- しばらく待つ: 10分くらい置いて、スライムが柔らかくなるのを待ちましょう。
- 擦り落とす: 歯ブラシなどで優しく擦り落として、水で洗い流してくださいね。
注意点: レモン汁も酸性なので、色柄物への使用は気をつけてくださいね。
100均で買える便利アイテム
最近では100円ショップでも、スライム除去に使えるアイテムが見つかりますよ。
- メラミンスポンジ: 軽いスライム汚れなら、水を含ませて優しく擦るだけで効果があることがあります。
- シール剥がしスプレー: 粘着物を溶かす成分が入っているので、スライムにも効く場合があります。目立たない場所で試してから使うようにしましょう。
ぬるま湯やホウ砂を使った方法
- ぬるま湯: 固まる前のまだ柔らかいスライムなら、ぬるま湯で流しながら擦り落とすだけで取れることがあります。
- ホウ砂(洗濯のりスライムの場合): スライムの材料にホウ砂が使われている場合、少量のホウ砂を溶かした水で湿らせて擦ると、スライムが固まって剥がれやすくなることがあります。
まとめとこれからの予防策
服についたスライムをキレイに落とす方法、たくさんありましたね!大切なのは、焦らず、服の素材に合った方法を選んで、正しい手順で対処することです。そして、何よりも予防が一番!
もしもの時はクリーニング店に相談もアリ
もし自分で落とすのが難しいなと感じたら、クリーニング店に相談するのも一つの手です。
プロの技術と専用の洗剤で、服へのダメージを最小限に抑えつつスライムを落としてくれるでしょう。ただ、スライム除去は特別なクリーニングになることもあるので、事前に相談して料金を確認することをおすすめします。
服の管理とスライム遊びの工夫
- 汚れてもいい服で遊ぶ: スライムで遊ぶ時は、汚れても大丈夫な服に着替えるのが一番の予防策です。
- エプロンやスモックを着る: 小さなお子さんには、エプロンやスモックを着せると、服にスライムがつくのを防げますよ。
- 遊ぶ場所を工夫する: 床に新聞紙やビニールシートを敷くなど、汚れても大丈夫な場所で遊ばせるようにしましょう。
- 遊び終わったらすぐに片付け: スライムで遊び終わったら、すぐにフタを閉めて、服や家具などにつかないように片付けてくださいね。
次回に備えるポイント
今回の経験を活かして、もしもの時のために、クエン酸やオキシクリーン、重曹などを常備しておくと安心ですよ。あと、スライムの種類によって効果的な除去方法が違う場合があるので、スライムを買う時は成分表示をチェックしておくといいかもしれませんね。
これで、もうスライムが服についても慌てる必要はありません!ぜひ今回の記事を参考に、安心してスライム遊びを楽しんでくださいね!